椎原寿恵会について
基本理念
共生
住み慣れた地域で親しい人に囲まれて、社会連帯の中で心豊かに生きましょう。
奉仕
社会は一人のために、一人は社会のために力を尽くし、喜びや悲しみを分かち合いましょう。
拓生
どなたにとってもかけがえのない人生です。いつもその人らしい輝きを放ちながら、一生をきずいていきましょう。
理事長ごあいさつ
- 社会福祉法人 椎原寿恵会
理事長 中川原 章 -
元気な高齢者の時代へ
本年6月下旬に福岡市において日本医療マネジメント学会(医療・介護関係者が約4,000名参加)が開催され、招待講演の座長を務める機会がありました。演者は、大阪大学経済学部教授の大竹文雄先生で、「医療(・介護)現場における行動経済学」と題して話されました。従来のコミュニケーション・スキルとか接遇とかが、新しい行動経済学という学問として医療・介護の現場に応用され、これからは論理的に改善できるようになるという趣旨の講演でした。目から鱗の話でしたが、とても勉強になりました。
その前に講演された産業医大公衆衛生学教室の松田晋哉教授は、国(厚労省)の「地域医療構想」の第一人者ですが、2025年問題の次に来る2040年問題を前提とした「新しい地域医療構想」立案の立役者でもあります。人口増加中の福岡市と、人口減少が著しい飯塚市の高齢者医療・介護のデータを示しながら、これからの方向性について分かりやすく講演されました。驚いたのは、この比較が、私たちの椎原寿恵会の状況に非常によく似ているということでした。法人の施設がある佐賀県鳥栖市は福岡のサテライトとして人口増加中(年間約200人増加、高齢化率約22%)、一方、鹿児島県南さつま市はすでに大幅な人口減少中(年間約500人減少、高齢化率約42%)。そのような中で、これまでの国の予想と大きく異なってきたのが、80歳・90歳代の高齢者が元気になって来ていること、増えると予想されていた認知症が逆に減って来ていること等であり、施設の利用者がデジタル時代の人たちに変わり、施設内部が家族や社会と通つうになっていくこと等も含め、現実の変化に合わせて今後の高齢者対策を見直していくべきという内容でした。
まさに、これからの椎原寿恵会の方向性を示唆していただいたような、素晴らしい講演でした。令和6年7月
概要・沿革
社会福祉法人 椎原寿恵会 概要
名称 | 社会福祉法人 椎原寿恵会 |
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代表者 | 理事長 中川原 章 |
佐賀事業部 | 〒841-0072 佐賀県鳥栖市村田町1250番地1 TEL 0942-82-2405 |
鹿児島事業部 | 〒897-0004 鹿児島県南さつま市加世田内山田2510番地 TEL 0993-53-7739 |
社会福祉法人 椎原寿恵会 沿革
椎原寿恵会の歌 ~生きる~
作詞・作曲 今村 晃
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- 一、
- この世に生を受け
楽しい時も辛い時も
精一杯に生きてきた
それだけにこれからも
希望を抱き前を向いて
未来に向かって歩いてゆこう
夢の未来を信じてゆこう
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- 二、
- 優しい人たちに
囲まれ過ごす喜びを
それぞれ受けとめて
健やかに生きてゆく
笑顔いっぱいふりまいて
悲しみや苦しみを取り払うことは
生きる力の源(みなもと)なり
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- 三、
- みんなの幸せを
願っていつも心がける
真心の優しさは
なによりの宝物
その気持ちを忘れずに
互いに励まし助け合うことは
これぞ誠の椎原寿恵会